資産を作るために必要な資金は、給与などの収入から生活費等の支出を差し引いた残り(所得)から用意する必要があります。
収入-支出=所得
所得を増やすことで、資産運用に割り当てられるお金を増やすことができます。
ですので、どうやったら所得を増やすことができるかを考えることが資産運用をする上では重要です。
所得の増やし方
所得を増やすには以下のいずれかの方法があります。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
収入を増やす方法ですが、給料を増やす若しくは売上をあげるなどが考えられます。
しかし、これをあげるには自分の行動だけではどうにもならない要素があり、不確定な要素が多いという問題があります。
支出の種類
次に支出を減らす方法ですが、支出には住居費、食品、光熱費、通信費などいろいろとあります。
この分野は自ら行動することですぐにでも実践でき、効果もすぐに表れるため、僕は日ごろから支出の見直しができるところがないかを探すようにしています。
「支出」には大きく分けて2つの種類があると思います。
- 固定支出
- 変動支出
固定支出は住居費や通信費など、月々の料金が定額で決まっているため、毎月ほとんど変わらない支出です。
逆に変動費は食費や光熱費など、購入するものの違いや使用量の違いなどによって月ごとに変わってくる支出です。
支出の減らし方
支出の削減に関して、僕は固定費の削減に注力すべきだと考えています。
固定費の削減を優先すべき理由は、一度実践してしまえば手間がかからず、継続しやすいからです。
例えば固定費としてあげられる通信費の削減のため携帯を格安携帯に切り替えたとします。
切り替えの際には各種手続きが必要となるため、一時的な手間が発生してしまいますが、切り替えさえ完了してしまえば後に必要な手間はほとんどかかりません。
一方、変動費として電気代の削減に取り組んだ場合、実践している間は継続してチェックが必要となりがちです。
不要な電気が付いていないか。
長期間使わない家電のコンセントは抜けているか。
エアコンの温度が高すぎないか(低すぎないか)。
もちろん、蛍光灯ならLEDにするなど、変動費の削減でも管理に手間のかからない方法もありますが、手間がかかる場合の方が多いはずです。
このように固定費と変動費の削減を考えた際、固定費の削減の方が効果を継続しやすいはずです。
支出を減らすことによるデメリット?
支出の削減全般にいえることですが、支出を抑えることを考えるということは、現在の生活水準を下げるということに直結しやすいと思います。
ただ、固定費の削減でいえば、ここで「慣れ」の力が威力を発揮します。
支出削減のための行動を起こした最初の頃は生活の変化に不便や不安を感じるかもしれません。
しかしこれも慣れてしまえば、いつの間にかそれが当たり前となり、気にならなくなります。
一方、変動費の削減を試みた場合、常にその成果を監視しておかないといけない場合が多く、ちょっとしたきっかけで止めてしまうことに繋がりやすいはずです。
今すぐ固定費削減の検討を!
所得を増やすには収入を増やすか支出を減らすかのどちらかになります。
収入-支出=所得
収入を増やすより支出を減らす方が簡単で、すぐに実践できます。
そして、支出を減らすならまずは固定費の削減を考えてみるべきです。
資産の泉に流れ込む、小さいながらも確実な湧水を実感できるはずです。