家計を助けるため、欲しいものを買うため、投資資金を作るためなど様々な目的のために、支出を抑えて資金を用意する必要があります。
支出を抑えるために普段の生活の中で節約を実践している方も多いのではないでしょうか。
しかし、せっかく努力して実践した節約ですが本当に思った通りの効果を出せているでしょうか。
節約を実践する際には、その効果を消してしまいかねない落とし穴が存在することを意識し、しっかり対策を取ることが大切です。
節約の種類
一口に「節約」と言っても様々な方法があります。
- 安売りしている商品を探す
- 外食を控える
- 待機電力を削減する
- ポイントカードを利用する
- クレジットカードを利用する
- 格安携帯に切り替える
- 保険を見直す
ちょっと考えただけでもたくさん思い浮かびます。
当然どの方法でも節約効果がありますし、組み合わせて実践することで効果は大きくなります。
節約の特徴
節約自体は、実践すればするほど支出を減らして資金を作り出すことに繋がります。
問題なのはその使い道です。様々な努力によってせっかく作りだしたお金、最終的にどのように使っているのかを把握できているでしょうか。
個々の節約によって生み出せるお金ですが、不定期に発生したり、少額であったり、または間接的に支給されるといったケースが多いと思います。
例えば安売りをしている商品を選んで購入するとしても、1回の買い物で数百円程度安くできれば上出来だと思いますし、外食を控えたことで抑えられた金額は月によって変動すると思います。また、ポイントカードやクレジットカードでの節約はお金ではなくポイントという形で支給されることが多く、間接的な節約といえます。
節約に潜む落とし穴
このように節約で生み出せるお金は管理しにくい場合が多く、そして管理しにくいお金は、最終的にどのように使用したかが不明瞭になりがちです。
節約したことで財布の中に残せたお金、知らず知らずに別の支出に使っていないでしょうか?
- 気づけばドリンクを購入する機会が増えていませんか?
- 気づけばいつもより贅沢なものを買うようになっていませんか?
- 格安携帯に切り替えたことによって生まれたお金を使って外食をしてしまっていませんか?
せっかくの努力を無駄にしてしまってはもったいないです。
節約の効果を最大化するには
この問題を解決するおすすめの方法は、「管理する仕組みを作る」ことです。
節約によって生み出せたお金を管理する仕組みを作ってあげることによって、節約の効果を高めることができます。
具体的に何をしたらよいか。おすすめの方法は「節約で生み出せた分のお金を貯金箱に入れる。」です。
- 安売りしている品物を買えたら、その安く買えた分のお金を貯金箱にいれる。
- 外食を控えたのであれば、本来かかったであろう外食費を貯金箱にいれる。
- ポイントカードやクレジットカードを使うことでポイントを得たのであれば、そのポイントを金額に直した分のお金を貯金箱に入れる。
そして貯金箱がいっぱいになったら、そのお金を貯蓄用口座に移します。
これを実践することにより、努力して生み出した節約の効果をしっかりと確保できます。
金額換算できるものから実践する
節約の中には金額に換算しにくいものがあります。
例えば待機電力の削減などです。これら金額換算しにくいものまで無理に金額換算して管理しようとするのは手間ですし、長続きしない要因になります。
まずは簡単に金額換算できるものから開始し、なるべく長く続けることが大切です。
また細かすぎる金額まで管理しようとすると、これもまた長続きしない原因になるため、百円未満を四捨五入した金額で管理するなど、こちらも長続きすることを目指して調整することをお勧めします。
努力の結果を無駄にしないために
どのような内容であっても、節約を実践するということは普段の生活の一部を変化させることなので、それなりの努力をすることになります。
せっかくの努力を無駄にしないために、生み出せたお金をしっかり管理ことも大切なのではないでしょうか。