投資の世界で利用すべき重要な力、「複利」と「レバレッジ」。
これら2つの力は投資をするうえで重要となりますが、その特性の違いもあから、適用すべき投資の種類が異なると思います。
とにかく繰り返すことが大切な複利
複利の説明については以下の記事を参考にしてください。
複利の力
複利のポイントは再投資です。発生した利益をそのまま投資に充てることを何度も何度も繰り返すことで、雪だるま式に資産が増えていきます。
再投資する回数が多ければ多いほど複利が威力を発揮します。逆に言えば、再投資の回数が少ないと複利は効果を発揮しにくいと言えます。
身の丈を超えた力を利用するレバレッジ
レバレッジについては以下の記事を参考にしてください。
レバレッジの力
レバレッジの特徴は小さな資金で大きな投資をすること。よりハイリスク・ハイリターンにしていくことです。
たった1回の投資であっても、レバレッジの大きな投資であれば1度に多くのリターンを得られます。デメリットとしてはリスクも大きくなるため、あまり値動きの激しい投資に利用すると大きな損失となってしまう可能性があります。
2つの力の使い分け
複利は再投資の回数が重要。では、再投資の回数を多くするのに適した投資先にはどのような物があるか。
株や投資信託などの有価証券投資が当てはまると思います。
これらの投資先は投資するための必要資金が小さくすみます。このため、複利の効果を得るために必要な再投資の回数を増やすことに適しています。
一方、レバレッジは値動きの小さな投資先であることがポイントになります。
これは不動産投資が当てはまると思います。
実際に不動産投資をする場合は銀行から融資を受けて投資する場合がほとんどのため、知ってか知らずかに関わらず、レバレッジの力を利用していることになると思います。
効果を最大限に引き出すために
複利とレバレッジは投資をするうえで強力な力になります。
ところが今回紹介した例のように、一歩間違えればあまり効果がでなかったり、大きな損失を出してしまいかねません。それぞれの特徴の理解と使いどころの選択が重要です。